忍者ブログ
草空間設計
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

昨日、現場から帰るとかめに事件が起こっていました。

ケージの本体と扉の間の針金が二重になっている部分に、前歯が挟まったまま抜けなくなってしまったそうです。
妻と娘が、手足をばたつかせて暴れるかめを押さえつけて、なんとか前歯をはずしたそうですが、ケージに血が付いていました。
歯茎を傷めたのか、歯が折れてしまったのか、それとも抜けてしまったのか・・・・。

かめはうずくまったまま、時々鼻先をマットにこすり付けるような仕草をしています。
お医者さんに電話でアドヴァイスをいただいたのですが、考えられる可能性は次の3つだそうです。
1)  歯茎を怪我した。
2)  歯が折れた。
3)  奥の方で歯が折れた。(重傷)

とりあえず硬いものをかじらせないようにし、ペレットをふやかして柔らかくしたものとそのままの硬いものを並べて置いて、どちらを食べるか、あるいはまったく食べないか、観察してみること。ということでした。
痛ければ柔らかい方だけ食べるし、重傷なら食べないかもしれない。経過を観察した上で、明日また連絡ください。ということでした。

昨夜は、とりあえず柔らかくしたペレットには首をつっこんで食べていましたし、指ですくって鼻先に持って行ってやるとペロペロ舐めるようにして食べました。

今朝になると硬いペレットや牧草が減っていました。
もう柔らかくしたペレットを鼻先に持っていっても見向きもしません。
いつものかめです。
お医者さんに電話で報告すると、「まあそれなら薬もいらないでしょう」ということでした。

今夜はお風呂にも入れてやり、もう食欲もいつも並みで元気にしています。



ケージは扉の方にも板を設置し、普段は扉を開けないレイアウトにしました。
通常なら、扉とケージの針金が二重になるこんな下の方にウサギの顔がくることはないのでしょうが、かめは身障者なので、ちょうどそこに鼻先がいってしまいます。

さすがにウサギのケージにまではユニバーサルデザインは普及していないようです。(笑)

草空間設計HP http://island.geocities.jp/hacobera/
 

PR
この頃、困ったな・・・と思うことがあります。

家をつくるのに3ヶ月や4ヶ月でできるのが当たり前っだと思っている人ばかりになってきたことです。
ハウスメーカーはたしかに、そのくらいでやるところがあります。
でもそれは、あらかじめ工場で生産してストックしておいた「部品」を組み立てているだけで、一から作っているわけではありません。
当然、それは用意された選択肢の中から選ぶことしかできません。
メーカーが違うのに、どの家を見ても同じような感じがしてしまうのはそのせいです。



モノを作る。
という感覚を失いつつある人が増えているような気がします。

早くて安ければいい。
という世の風潮の中で、つくる、ということに必要な時間のことがわからなくなってきているのかもしれません。

木が育つのに、どのくらいの年月を要するのか。
大工の仕事はどのくらい時間をかけるのがいいのか。
本当に欲しいものを自分自身の心に問いかけ、設計の図に落とし込むまで、どのくらいの時間を必要とするのか。

効率化。
というものが、必ずしも「善」ではありません。
それは場合によっては、私たちの暮らしを本質的に「貧しく」しているように私は思います。

日本は世界でも指折りに豊かで、安全な国であるのに、
日本人の「幸福度」は、世界でかなりの下位にあります。

そのことを、もう一度、落ち着いてよく考えてみてほしいと思うのです。

草空間設計HP http://island.geocities.jp/hacobera/


これは外壁の左官下地で「木ずり」とか「バラ板」などと言います。
この下に通気胴縁があり、さらにその内側に透湿防水紙があって壁体内の湿気を抜く仕掛けになっています。

最近はこういうものもほとんど見なくなりました。
どの現場でもサイディングばかり使っています。
人件費が削減できて安上がりなのと、工期が短くできるなどの利点があるためですが、どうしてもコーキングに頼らざるをえないという問題もあります。
10年くらいするとコーキングが劣化してきますし、サイディング自体が反って目地が開いてくることもあります。

こうなると、補修法は
 1) 全部張り替える
 2) コーキングを打ち直してだましだまし使い続ける
くらいしかなくなります。
長く住むにはやや不向きな素材ですね。

工期が短く、人件費が削減できるーーというのは、短期的には業者にとっても建主にとってもいいことのように見えますが、中長期的にはむしろマイナスです。
なぜなら、人件費を削られた職人は「いい仕事」をする機会が奪われ、腕が落ち、なり手も減ります。
建主にとっては味気ないだけでなく、メンテナンスができる環境を失うことにつながり、結果的には高くて質の劣るものを買わされる羽目に陥るからです。

そして、
寿命の短くなった家が取り壊される時には、自然に還ることのない大量の産業廃棄物と化して環境に負荷を与えることになります。

また、木ずり板は丸太から柱などを採った残りの部分で作りますので、森林資源の有効利用にもつながっています。


草空間設計HP http://island.geocities.jp/hacobera/
かめにつきくらさんからクリスマスプレゼントが届きました。
生後8ヶ月、ということで大人になった成人・・・もとい、成兎祝いも兼ねてます。
これがそれ。
 キャリーケース!

しかし、
かめのこの足の形でこれに上手く入れるのかな?
しかも、かめの場合、お出かけは医者に行くのがほとんど。。(笑)
まあ、季節がよくなったら、がんばって両脇かかえてうさんぽさせてあげたいな、とは思ってますが。

で、そのかめは・・・

再びハゲが進行中。

頭のてっぺんや肩のところに毛の抜けた部分がまたできてきてしまいました。

お薬も飲めてるし、食欲もあってウンチもちゃんと出てるんですが。

またお医者さんに相談してみよう。
まあ、命にかかわらなきゃいいか・・・
みたいな気分になってる飼い主です。。

草空間設計HP http://island.geocities.jp/hacobera/
岐阜市の現場で階段が作られているところです。
最近はヘタをすれば、階段のキットを買ってきてポン、なんて時代ですが、ここは大工さんの手作りです。

回り階段部分。
この下が土間の通路になるため、かなり複雑な構造です。この辺の仕事は棟梁でなければできません。
下の写真は直線部分のオヤ(段板を支える側面の板)を加工している棟梁。


出来上がった直線部分を下から見たところ。

実は、この階段の3段目にヒミツがあります。
・・・・・・それは

この階段を作っている棟梁の仕事を、施主さんの小学生のお子さん(女の子)が学校帰りにずっと見ていました。
すごく興味があったようです。
そこで棟梁が「段板、削ってみる?」
というわけで、女の子は、な、なんと! 大工さんの鉋を使わせてもらって、大工さんに手ほどきしてもらいながら檜の段板を削らせてもらいました。
大工さんの道具は刃物の研ぎが命です。
ですから、ふつうは大工さんは素人に道具を使わせたりはしません。刃こぼれなどをしてしまう可能性があるからです。
でも、棟梁は目を輝かせて職人の仕事を見ている女の子に「一生の思い出になるだろう」と、段板を削らせてくれました。

それが、3段目の板です。
裏側には棟梁が女の子の名前を彫ってくれました。


草空間設計HP http://island.geocities.jp/hacobera/
先日、ある方から「かめちゃんは生きているのだろうか・・・」とご心配の声をいただいてしまいました。
そういえば、「大ピンチ」からこっち、全然UPしてなかったです。

というわけで、この写真。

元気です!

糞詰まりは治ったんですが、その間に耳元のハゲ(何らかの真菌による皮膚病)はさらに広がっていました。
ただ、お医者さんも抗生剤の飲み薬が腸の異変を引き起こした可能性を否定しきれず、外用薬で対応していましたが、ついに左耳の根元が輪っか状に毛がなくなるという状況になってしまいました。
痒がって左足をブンブン振り回すのですが、この身体なので耳に届きません。
本人はめっちゃイラついてると思うんですが、届いたら多分血だらけになるまで引っ掻いちゃうでしょうから、よかったかもしれません。

ついに先生は抗生剤の経口投与の再開を決断します。
「最初は1袋の1/4か1/3くらいずつ飲ませて様子を見てください。それで大丈夫そうなら、1/2に増やして与えてみてください。最低でも1/2の濃度を保たないと効かないと思います。」
ということでしたので、そのようにしてみました。

特に問題もなく、元気にウンチをして、よく食べています。
ハゲの部分も真ん中あたりから毛が生えてきて、周辺はまだ少し進行しているようですが、良くなってきました。
まだ病気の残っている部分が線のように毛が無いです。
メッシュみたい。
最近、ちょっと反抗的だし・・・。(笑)


SUSUマットも齧ってこのもふもふの毛を抜いてしまいます。
すでに一部はただの「布」になっています。
ウサギの6〜7ヶ月目というのはちょうど思春期なんだそうです。
ストレスも大きいと思います。
いろんなことに興味があるし、身体は思うように動かないし。
狭いケージの中だけじゃなくて広い野原をおもいっきり駆け回ってみたいだろうなあ・・・。
なんて思って、一度お医者さんの帰りに長良川の土手で、脇を両手で支えて後ろ足だけ草の上につくようにしてみました。
始め、ちょっときょとんとしていましたが、やがて後ろ足をばったばった動かして草むらの中に入って行きます。
初めてのうさんぽですね。
好奇心いっぱい!
という感じでしたが、5分もすると私の腰が悲鳴をあげ始めました。
「かめ〜。。もう帰ろうよお〜。」
というわけで、かめには物足りなかったかも。

また近くの草っ原でやってやろうと思っていますが、なかなか天候と仕事の空きが合いません。

家の中でももう少し広いスペースで動き回れるようにしてやれないかなあ・・・とも考えていますが、いまだ良いアイデアが浮かびません。


草空間設計HP http://island.geocities.jp/hacobera/

少しUPが遅れましたが、久しぶりにまたダルマ釜で焼いた瓦を葺きました。

ガス釜で焼いたものと比べると風情はあるのですが、焼成温度が低いため割れやすく、扱いが難しいです。
また、大きさにもムラができるので、すり合わせに手間がかかります。
しかし、雨の日の風情はなんとも言えません。

今回は施主さんの強い希望で採用することになりました。


煙突端部の納め。
わかるでしょうか。雨が瓦の下に回った時のために、捨て鈑金が施されています。

瓦というのは、小さな焼き物を何枚も並べて雨を防ぐ部材ですから、当然、雨が侵入する経路がいくつも考えられます。
そのため、表からは見えませんが、入っても外に出る、入っても外に出る、という仕掛けを二重三重に作ります。

これも職人の知恵の一つです。


草空間設計HP http://island.geocities.jp/hacobera/

愛知県で引き渡しをしました。
平屋の家です。


奥さんのご両親が住まい塾で家を建てられ、そこで子供時代を過ごした奥さんが、
自分たちの新居に住まい塾で家を建てることを選択した、といういきさつです。

愛知県ということもあって、私にスタッフのお声がかかりました。
久々の師匠のスタッフとしての仕事です。

デッキの前のオレンジとみかんの樹は、当初「工事の邪魔なら伐っちゃっていい」というお話でしたが、そんな打ち合わせをしている時に、この樹はたわわにオレンジの実をつけていました。
「あんまり美味しくないんだよ」と言いながら、施主さんのお父さんが採ってくださったオレンジの実は驚くほど甘くて美味しい実でした。
「命乞いされちゃったなあ」
ということで、デッキを少し縮めて残すことにしました。
 これがそのデッキ。

リビングです。
 
真ん中の柱は、かつて施主さんと一緒に山まで伐りにいった桧です。
右の写真は、リビングの引き戸を全開放してデッキ越しに見える風景。
田んぼを見下ろせる家なんて、なかなか今時贅沢です。
左端に写っているのが助かったオレンジの樹。

 我が家の暖炉を見て、「こういうのが欲しい!」
ということで、再び松岡さん(ロートアイアン)と木戸さん(左官)の合作となった組み込みの暖炉。

 これも我が家のお風呂を見て作ることになったテラゾーの浴槽。
今のところできるのは木戸さんだけです。

師匠のスタッフではありましたが、けっこう自分のテイストを盛り込んでやらせていただきました。

草空間設計HP http://island.geocities.jp/hacobera/index.html
各務原市で上棟がありました。
久しぶりにだるま窯の瓦を葺く家です。



これは棟梁の図板。

ベニヤに描かれたこの図の中に、大工さんが刻んで組み立てるためのすべての情報が入っています。
手刻みのできる大工さんなら、必ずこの技術は持っています。


柱の根元。
「長ほぞ込み栓」という仕口です。
金物でとめたものとは地震時などの粘りがまるで違います。




どうにかその日のうちに棟木までは上がり、榊と棟札を飾り付けました。



棟梁は同じ市内の大工さんです。
なかなか腕のいい人です。


草空間設計HP http://island.geocities.jp/hacobera/
9月29日木曜日、夜の打ち合わせを終えて帰ってきてから少し事務仕事をした後、妙なことに気づきました。
かめのSUSUマットの上にウンチが1つもないのです。
水も餌もまったく減っていません。
打ち合わせに行く前にお風呂に入れてやり、マットも換えて餌と水をいっぱいにしておいたのですから、少なくとも4時間以上、かめは排便もなく、飲まず食わずということです。
おなかもちょっと張ってるようです。

これは緊急事態かもしれない・・・!

ネットで調べてみると、糞が出ない、という状態は悪くすると12時間で死にいたる。などという情報が出てきました。
かかりつけのお医者さんは、もちろん、この時間には開いていません。
しかも明日は金曜日。
定休日です!
ホームページを見てみても「緊急の場合は、初診の時にお渡しした当院の案内にある院長の携帯番号にご連絡ください。対応いたします」とあるだけです。

そんなの、もらってないぞ!!

「動物救急病院」「動物夜間診療」などのキーワードでネット検索し、やっと見つけた市内の「小動物夜間休日診療所」。
電話をかけたのは日付が変わった午前1時10分。
「当院の診療時間は朝9時から深夜1時までです。診療時間内におかけ直しください」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!

かめは隅の方にうずくまったまま、ときおり苦しそうに身をよじっています。

非常識だとは思うけど・・・
一縷の望みをかけて、先生の自宅兼病院へ車で走りました。
かめは連れて行きません。
ダメだった場合、ただ苦しませるだけになるからです。

窓には灯りがついていました。
(ごめんなさい。こんな時間に (><);・・・)と思いながらインタフォンを押すと、先生が眠そうな声で応対してくださいました。
事情を話すと、声音が変わり、きりっとした声で「すぐ連れてきなさい」。
夜中の2時に点滴を打って処置をしてくださいました。
「大腸がまったく動いていません。原因は無数に考えられて特定できませんが、腸を動かす薬と痛み止めなどを打っておきました。あとはこの子が自力で腸を動かせるかどうかだけですが、ダメだった場合は助かりません。点滴で保たせられるのは1週間くらいです。」
ということです。

翌日も休診日でしたが、「夕方には帰っているから連れてくるように」ということでした。
この日もかめはうずくまったまま、何も食べず、水も飲みませんでした。
明らかに昨日よりも弱っています。
ウンチも出ていません。
代わりに血の混じったカンテン状のものがお尻のあたりに出ていました。

お医者さんで点滴をしてもらうと、痛み止めで少し楽になるのか、表情に少しだけ元気が出ます。
好物のレタスを口元に持っていってやると、三切れほど食べましたが、そのあとは首を垂れ、うずくまったままになってしまいました。

翌日、少しだけ黒いシミのようなウンチが出ました。
相変わらず元気はないのですが、ときおり、自分で踏ん張ってリキもうとする仕草を見せます。
ウンチが出てくれれば・・・
食べられるようにもなるはず。

朝から現場に行って戻ってみると、マットの上に幾つかの黒いドロドロがついています。
腸が動き出したんだ!
その日はお医者さんに行って点滴を打ってもらうと、腸を動かす飲み薬と流動食と、それらを口に押し込む針のない注射器をもらってきました。
かめの表情にはずいぶん元気が戻ってきています。

そして今日。
かめは、まだ柔らかいけどちゃんと丸いウンチをしました。
餌も自分で食べるようになり、好物のレタスをやるとおねだりします。
まだ本調子ではないけど、どうやら回復軌道に乗ったようです。
ホッとひと安心。。

それにしても、
ウンチをこれほど愛おしいと思ったことはありませんでした。(笑)

今回は、写真はありません。
それどころじゃなかったです。。。


そんなわけで、この少し前にあった上棟の記事は、このあとUPです。
(やっぱ、ウサギ日誌だ・・・)



草空間設計HP http://island.geocities.jp/hacobera/index.html
カレンダー
04 2024/05 06
S M T W T F S
1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31
カテゴリー
フリーエリア
最新CM
最新TB
プロフィール
HN:
No Name Ninja
性別:
非公開
バーコード
ブログ内検索

Copyright © [ 現場日誌 ] All rights reserved.
Special Template : 忍者ブログ de テンプレート
Special Thanks : 忍者ブログ
Commercial message : [PR]