忍者ブログ
草空間設計
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

岐阜市の現場で階段が作られているところです。
最近はヘタをすれば、階段のキットを買ってきてポン、なんて時代ですが、ここは大工さんの手作りです。

回り階段部分。
この下が土間の通路になるため、かなり複雑な構造です。この辺の仕事は棟梁でなければできません。
下の写真は直線部分のオヤ(段板を支える側面の板)を加工している棟梁。


出来上がった直線部分を下から見たところ。

実は、この階段の3段目にヒミツがあります。
・・・・・・それは

この階段を作っている棟梁の仕事を、施主さんの小学生のお子さん(女の子)が学校帰りにずっと見ていました。
すごく興味があったようです。
そこで棟梁が「段板、削ってみる?」
というわけで、女の子は、な、なんと! 大工さんの鉋を使わせてもらって、大工さんに手ほどきしてもらいながら檜の段板を削らせてもらいました。
大工さんの道具は刃物の研ぎが命です。
ですから、ふつうは大工さんは素人に道具を使わせたりはしません。刃こぼれなどをしてしまう可能性があるからです。
でも、棟梁は目を輝かせて職人の仕事を見ている女の子に「一生の思い出になるだろう」と、段板を削らせてくれました。

それが、3段目の板です。
裏側には棟梁が女の子の名前を彫ってくれました。


草空間設計HP http://island.geocities.jp/hacobera/
PR
この記事にコメントする
お名前
タイトル
文字色
メールアドレス
URL
コメント
パスワード   Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
カレンダー
02 2024/03 04
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31
カテゴリー
フリーエリア
最新CM
最新TB
プロフィール
HN:
No Name Ninja
性別:
非公開
バーコード
ブログ内検索

Copyright © [ 現場日誌 ] All rights reserved.
Special Template : 忍者ブログ de テンプレート
Special Thanks : 忍者ブログ
Commercial message : [PR]