草空間設計

これは外壁の左官下地で「木ずり」とか「バラ板」などと言います。
この下に通気胴縁があり、さらにその内側に透湿防水紙があって壁体内の湿気を抜く仕掛けになっています。

最近はこういうものもほとんど見なくなりました。
どの現場でもサイディングばかり使っています。
人件費が削減できて安上がりなのと、工期が短くできるなどの利点があるためですが、どうしてもコーキングに頼らざるをえないという問題もあります。
10年くらいするとコーキングが劣化してきますし、サイディング自体が反って目地が開いてくることもあります。

こうなると、補修法は
 1) 全部張り替える
 2) コーキングを打ち直してだましだまし使い続ける
くらいしかなくなります。
長く住むにはやや不向きな素材ですね。

工期が短く、人件費が削減できるーーというのは、短期的には業者にとっても建主にとってもいいことのように見えますが、中長期的にはむしろマイナスです。
なぜなら、人件費を削られた職人は「いい仕事」をする機会が奪われ、腕が落ち、なり手も減ります。
建主にとっては味気ないだけでなく、メンテナンスができる環境を失うことにつながり、結果的には高くて質の劣るものを買わされる羽目に陥るからです。

そして、
寿命の短くなった家が取り壊される時には、自然に還ることのない大量の産業廃棄物と化して環境に負荷を与えることになります。

また、木ずり板は丸太から柱などを採った残りの部分で作りますので、森林資源の有効利用にもつながっています。


草空間設計HP http://island.geocities.jp/hacobera/
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