草空間設計
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森林文化アカデミーで、木づくりの家の会が今後使おうと思う仕口(2本込み栓)の破壊試験を行ないました。
7体の試験体を作り、1体は単純引っぱり試験、あとの6体はくり返し荷重試験を行いました。
先生と学生さんで試験機械をセットします。
機械に試験体をセットします。
まずは単純引っぱり試験から。
単純引っぱり試験の破壊性状です。
以下、6つの試験体の繰り返し荷重試験の後の最終破壊形状。
試験体1
試験体2
試験体3
土台が割れた試験体4
試験体5(分解した写真は撮り忘れました)
ホゾが剪断破壊した試験体6
試験体を作った佐藤さんは、壊れ方の違いを見てみたいとわざとタイプの違う木を使って組み立てていました。
弱いと思われる木目の土台を使ったものは予想どおり土台が裂けましたが、その他のものはほとんどが込み栓が折れました。
この壊れ方はねばりが出るので、壊れ方としてはほぼ理想的と思います。
金物と違って破壊したあともねばり続ける伝統的仕口は、最終段階で人命を守る力になると私は思います。
強度試験の結果の分析は2週間ほどあとに出てくる予定です。
結果についてはいずれ勉強会で。
草空間設計HP http://island.geocities.jp/hacobera/index.html
7体の試験体を作り、1体は単純引っぱり試験、あとの6体はくり返し荷重試験を行いました。
まずは単純引っぱり試験から。
以下、6つの試験体の繰り返し荷重試験の後の最終破壊形状。
試験体を作った佐藤さんは、壊れ方の違いを見てみたいとわざとタイプの違う木を使って組み立てていました。
弱いと思われる木目の土台を使ったものは予想どおり土台が裂けましたが、その他のものはほとんどが込み栓が折れました。
この壊れ方はねばりが出るので、壊れ方としてはほぼ理想的と思います。
金物と違って破壊したあともねばり続ける伝統的仕口は、最終段階で人命を守る力になると私は思います。
強度試験の結果の分析は2週間ほどあとに出てくる予定です。
結果についてはいずれ勉強会で。
草空間設計HP http://island.geocities.jp/hacobera/index.html
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写真は大工の佐藤さんから説明を受けているところ。
いろんな種類の木があったので、みんな迷ってしまいました。
手入れの行き届いた大工さんの道具は切れ味が違います。
貴重な経験です。
少しずつ自分の形ができてゆきます。
子どもたちも大はしゃぎです。
削り上がった足を座面にはめてみて向きを調整、印を付けます。
クサビを木の目と直角に打ち込むためです。
足に付けた印にそって、クサビを入れるためのノコ目を入れます。
ボンドが乾くのを待ってクサビの余った部分を切れば出来上がりです。
予定時間を大幅にオーバーしましたが、とても楽しい1日でした。
今回は希望者が多く、申し込みが遅くなった方はお断りしなければならないことになってしまい、申し訳ありませんでした。
また、こんな企画ができたらいいなと思っています。
草空間設計HP http://island.geocities.jp/hacobera/index.html
左が before、右が after の写真。
耐震性能を現在の建築基準法に合わせ、断熱性能をUPし、2階の増築と合わせて内部をがらっと変えました。
新しい居間です。
右はキッチン、奥は勝手口です。
玄関の位置は完全に変えてしまいました。
子どもたちが大きくなった時、「あ、家ができた時、こんなだったんだ」
そんな記念ができました。
階段室は引戸で閉まって1、2階の冷気や暖気の行き来を止めますが、ガラス張りで視界は通します。
子供室には小さいけれどロフトもあります。
そして下が before の写真。基本構造さえしっかりしていれば、ここまでのことが可能なんです。
左からダイニングキッチン、家具を撤去した居間、廊下、狭くて急な階段です。
草空間設計HP http://island.geocities.jp/hacobera/index.html
柱の端部などには、現在の建築基準法に合うように必要な金物をつけて補強します。
これはその天井の下地です。
奥に出窓の造作が見えます。
以前は天井には断熱材が入っていませんでした。
今回の改修では、次世代断熱基準の断熱材を採用しています。
中央に見える丸太梁は、大工さんが丁寧に鉋をかけてくれたのでまるで新品の材のようですが、天井裏にあった古材です。
今回はそれを見せるデザインにしました。
草空間設計HP http://island.geocities.jp/hacobera/index.html
初め、建て替えの話として来たものでした。
最初の打ち合せのためにご自宅に伺った時、直感的に感じたものは「この建物はちゃんとした大工が作ったものだ。まだ使える」ということでした。

そこで「大規模なリフォームという選択肢もありますよ」というお話をさせていただきました。
実際、地盤調査をしてみると、周囲が田んぼであるにもかかわらずきちんとした土の入れ替えが施してあり、しっかりした地盤になっていました。
右は工事前の写真。
打ち合せの結果、新築するよりは同じ予算で広い床面積がとれる。お父さんの和室をそのまま残せる。といったメリットでリノベーションでいくことになりました。

その解体工事が12月から始まりました。
屋根をばらして梁などを架け替えるのです。
この本格的な解体の前に、大工さんはすでに天井など室内だけを解体して取り替える梁や柱の寸法を採っています。
土場であらかじめ刻んでおくためです。
この間に基礎の補強も済ませておきました。
2階を大幅に増築するため、一旦屋根を全部取ってしまいます。
梁も一部を架け替え、新しい柱や梁を付け加えることになります。
そのため、天気予報を見ながら天気の良い日を選んで、一気にばらしと組み立てを行ないます。
現場ではずした古い梁に新しい仕口を刻む棟梁。
こうした手技の技術を残した職人さんがいないと、このようなリノベーションはできません。
最近はお手軽な工法が増えて、こういう昔ながらの技術を持つ職人さんが減っています。
右の写真は何でしょう?
答えは浴室部分の土台です。
昔は基礎から5段ほどブロックを積んで、その上に土台を乗せるということをよくやりました。
ブロックは水を吸いやすいので、ごらんのとおりシロアリにやられて見る影もありません。
この土台と柱は取り替えです。
ただ、被害は浴室まわりだけで、しかも限られた部分だけだったため、それほど大規模な取り替えの必用はありませんでした。

さて、組み立ても進み、ようやく屋根の垂木が架かりました。
ここまでくればブルーシートをかけることもでき、雨が降っても安心です。
このあと、屋根に構造用合板を貼り、ルーフィング(防水のシート)を乗せて、さらにブルーシートで養生して年を越します。
この建物の経過はまたこの『現場日誌』の中で書いてゆきます。
最初の打ち合せのためにご自宅に伺った時、直感的に感じたものは「この建物はちゃんとした大工が作ったものだ。まだ使える」ということでした。
そこで「大規模なリフォームという選択肢もありますよ」というお話をさせていただきました。
実際、地盤調査をしてみると、周囲が田んぼであるにもかかわらずきちんとした土の入れ替えが施してあり、しっかりした地盤になっていました。
右は工事前の写真。
打ち合せの結果、新築するよりは同じ予算で広い床面積がとれる。お父さんの和室をそのまま残せる。といったメリットでリノベーションでいくことになりました。
屋根をばらして梁などを架け替えるのです。
この本格的な解体の前に、大工さんはすでに天井など室内だけを解体して取り替える梁や柱の寸法を採っています。
土場であらかじめ刻んでおくためです。
この間に基礎の補強も済ませておきました。
梁も一部を架け替え、新しい柱や梁を付け加えることになります。
そのため、天気予報を見ながら天気の良い日を選んで、一気にばらしと組み立てを行ないます。
こうした手技の技術を残した職人さんがいないと、このようなリノベーションはできません。
最近はお手軽な工法が増えて、こういう昔ながらの技術を持つ職人さんが減っています。
答えは浴室部分の土台です。
昔は基礎から5段ほどブロックを積んで、その上に土台を乗せるということをよくやりました。
ブロックは水を吸いやすいので、ごらんのとおりシロアリにやられて見る影もありません。
この土台と柱は取り替えです。
ただ、被害は浴室まわりだけで、しかも限られた部分だけだったため、それほど大規模な取り替えの必用はありませんでした。
ここまでくればブルーシートをかけることもでき、雨が降っても安心です。
このあと、屋根に構造用合板を貼り、ルーフィング(防水のシート)を乗せて、さらにブルーシートで養生して年を越します。
この建物の経過はまたこの『現場日誌』の中で書いてゆきます。
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集められた木材の見学会を行ないました。
平野木材の方に説明を受けながら案内していただき、もし気に入った木があったら衝動買いOK。
翌日の市で平野木材の方に競り落としてもらう、という企画付きです。
さすがに平日のため、参加者は少なかったですが、おもしろい見学会になりました。
右の写真は集められた丸太。
最近は丸太買いをする人が減ったため、丸太も少ないのだそうです。
基本的にここで売り買いされる材は生木ですが、中にはこういういきさつの乾燥材も混じってるそうです。
集められた材木は、何百万とする銘木から数千円という板まで巾が広いです。
あれは何なのか聞いたら、買ったまま、お客さんが引き取りにこない材木なんだそうです。
だいたいが1個500円くらいのものだということですが、その値段の安さに思わず衝動買いしたけれど取りにくるのが面倒になってしまったんでしょうか。
平野木材の方は「お客さんのものなんで捨てるわけにもいかないんですよねえ・・・」と言っていました。
チェーンソーの彫刻なんかには使えそうですよね。
目の玉が飛び出るような値段の銘木の杢目です。
なんか前衛絵画みたいですね。
実り多い一日でした。
草空間設計HP http://island.geocities.jp/hacobera/index.html
12年経って檜の浴槽の一部が腐って穴が開いたため、浴槽の取り替えとともに床部分も改装することにしました。
これまでは、ただモルタルで仕上げた床の上に檜の浴槽が置いてあっただけですが、今回、浴槽をテラゾーで作ることにし、ついでに床にもみかげ石を貼ることにしました。

まずは、床の排水の位置を動かします。
続いて浴槽の原型をブロックとモルタルで作ります。
浴槽の底は、前の浴槽が置いてあった部分の床が少し下がっているので、それをそのまま利用することにしました。
原型の内側に断熱材を貼ります。
底の部分は浅いため、今回は断熱材を入れることを断念しました。

断熱材の境目であとでヒビ割れが出たりしないよう、ネットを貼りながらさらにモルタルを塗り重ねて下地を作ってゆきます。
右の写真は下地モルタルが塗り上がって乾いたところ。
テラゾーの材料を下地に塗り付けてゆきます。
色は家族の希望で「雪のような白」。
掃除については私は関知しません。(笑)
塗った材料がほどよく硬化したところで、研ぎだしにかかります。
これがいちばん大変な作業です。
換気扇でホコリを外に排出しながら、粉まみれになって作業します。もちろん、性能の高いマスクは必需品です。

完成!
右の写真は、アク抜きのために水を張ったところです。
白を背景に、水が淡い透明なブルーになってとてもきれいです♪
これまでは、ただモルタルで仕上げた床の上に檜の浴槽が置いてあっただけですが、今回、浴槽をテラゾーで作ることにし、ついでに床にもみかげ石を貼ることにしました。
続いて浴槽の原型をブロックとモルタルで作ります。
浴槽の底は、前の浴槽が置いてあった部分の床が少し下がっているので、それをそのまま利用することにしました。
底の部分は浅いため、今回は断熱材を入れることを断念しました。
右の写真は下地モルタルが塗り上がって乾いたところ。
色は家族の希望で「雪のような白」。
掃除については私は関知しません。(笑)
これがいちばん大変な作業です。
換気扇でホコリを外に排出しながら、粉まみれになって作業します。もちろん、性能の高いマスクは必需品です。
右の写真は、アク抜きのために水を張ったところです。
白を背景に、水が淡い透明なブルーになってとてもきれいです♪
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左がビフォー。
右がアフターの外観。
もともとが斜面に建つスキップフロアの建物です。
左が上のフロア、右が下のフロアです。
断熱も貧弱で、寒い建物でした。
下のフロアです。
床暖房が入り、薪ストーブも付きました。
もちろん、断熱もばっちりです。
上のフロアです。
天井の梁は古い丸太梁をそのまま見せました。
収納をはさんで奥が寝室です。
居間、キッチン、寝室の間に扉はなく、一つの空間としてつながっています。
ガラス戸を開け放って露天風呂として使えるようになっています。
浴槽はテラゾーという左官の技法を使って作りました。
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