忍者ブログ
草空間設計
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

6a1ecb3f.jpg我が家の裏庭に小さなアトリエを増築することになりました。

それを本格的な伝統工法の技をフルに使って作ってみよう、ということになりました。

写真は工事前の状態です。





4652b8bc.jpg3d9d79cb.jpg近くに生えている木の根を傷めないよう、あえて基礎は作らず、束石に直接柱を立て、足固めで固める方法をとりました。

足固めは込み栓という栓でとめます。

これは昔ながらの伝統的な作り方。



80049e3e.jpg柱に桁を差して立ち上げているところ。

足固めを差しながら立ててゆきます。

伝統工法はいくつもの木組みの仕口で力を分散させて建物をもたせる構造なので、組み立てる順序を間違えると建ち上がりません。



5650d6fb.jpg桁の先端の「仕事」。

大工さんによって丁寧に仕口が刻まれています。

伝統工法ではこの「仕事」の良し悪しが建物の強度も含めた質を決定します。


48044cf5.jpg垂木が取り付けられ、骨組みが出来上がりました。







0a7671af.jpg建物の横揺れに抵抗する「貫」。

貫は柱に差し通され、込み栓で固められています。
こうすることで強度だけでなく、粘りがでてきます。


今回は土壁は使わず、断熱材を入れ、ほとんどの工事を大工さんだけでできるように計画しました。

このあと、仕上げに入ってゆきますが、それは次回にアップします。

PR
この記事へのトラックバック
この記事にトラックバックする:
カレンダー
03 2024/04 05
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30
カテゴリー
フリーエリア
最新CM
最新TB
プロフィール
HN:
No Name Ninja
性別:
非公開
バーコード
ブログ内検索

Copyright © [ 現場日誌 ] All rights reserved.
Special Template : 忍者ブログ de テンプレート
Special Thanks : 忍者ブログ
Commercial message : [PR]