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草空間設計
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6月1日、名工大で行われたプロ向け講座で「シロアリ博士」神谷忠弘さんの講義を聞いてきました。「シロアリ博士」というより「シロアリオタク」と言った方がいいような、シロアリ愛にあふれた方でした。(笑)
 本州で代表的な2種類

 すでに知っていたこともたくさんありましたが、目からウロコのこともたくさんありました。
これまで私がやってきたシロアリ対策で間違っていたこともいくつかありましたし、一般の駆除業者がやっていることの中には効果が無いどころか逆にいろんな意味での「被害」を拡大させてしまう危険があることもわかりました。

 一つ印象に残った話を紹介します。シロアリがなぜ「家」に対して活動を始めるのか、というお話です。
 シロアリは倒木や枯れ木などを素早く土に還して、森の循環を豊かに保っている生態系の大切な仲間です。シロアリは弱い生き物で、通常は土の中にそのコロニーを形成して生活しています。特にヤマトシロアリは日本全土に分布する種で、ヤマトシロアリの生息している土壌が「健全な土壌」なのだそうです。
 ヤマトシロアリのコロニーはあまり大きくない「分散型」で、あちこちに移動するということは基本的にないのだそうです。
 そういう場所に人間が家を建てると、表面を塞がれた土壌生態系は大混乱を引き起こします。様々な生き物が、生き延びようと活動を活発化させ、環境に適応しようとするのだそうです。

 大半のシロアリコロニーは、適応できずに死滅してしまいますが、幸運にも適応に成功したコロニーは生きるために私たちの住宅の木材に侵入してくるのだそうです。
 なんのことはない、侵略者は私たちの方でした。・・・ごめんなさい。。(>_<);
とは言っても、放っておけば被害が拡大することもありますので、ここは心を鬼にして・・・

 ただしそれは、家の中の(家の下の)コロニーだけで良く、家の外のコロニーまで殺す必要はないそうです。なぜなら、ヤマトシロアリのコロニーは動かない。家の外から、わざわざ環境の悪い家の中にまで入ってくることはまず無いのだそうです。
 また、シロアリは「環境に適応して体を変える」ため、どのような「対策」を事前にとっておいても、「環境に適応」してしまったコロニーには効き目がないそうです。

 というわけで、と〜っても勉強になった講義でした。

 これはぜひ一般の人にも聞いてもらいたい! と思い、神谷博士に「うちの勉強会にもきてください」とお願いしてきました。日程調整をして今年の勉強会の中に潜り込ませたいと思っています。
 ヤマトシロアリ、イエシロアリだけでなく、アメリカカンザイシロアリに対する対策なども話してもらう予定です。
 神谷さんは岡崎のシロアリ駆除業者です。(でも「シロアリオタク」の方が絶対当たってると思う。シロアリ愛がハンパないです。。)

 勉強会は会員向けですが、この勉強会は会員以外にも大きく門戸を広げようと思います。勉強会に参加されたい方は、ご案内をお送りしますので草空間設計までお問い合わせを。
 勉強会は有料です。(1家族1000円)


 草空間設計のHP   
https://soukuukan.jimdofree.com

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