草空間設計
×
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
新緑の季節に、山歩きを兼ねて林道整備中の山の見学会を行いました。
この時期は伐採の時期ではありませんが、林道整備にともなって間伐をするということで、実際の伐採を見せてもらうこともできました。
途中まで車で登り、そこから整備したばかりの林道を歩きます。
左の写真、奥の部分は間伐の済んだ森。右の写真は間伐されていない未整備の森。
一見自然で良さそうに見えますが、光が下まで届きにくく、植生が単純になって小動物なども住まなくなります。
間伐した材の枝。
少し前まで、こうしたものは「産業廃棄物」という扱いでしたが、今はバイオマス発電などに使われています。
整備されたばかりの林道を登ります。子どもたちは元気で、へばり気味の大人たちの前を走ってゆきます。
折れ曲がった林道の間の部分は間伐が済んだ森。右の山側はまだです。
森の暗さがわかりますね。
林道はトラックが登りやすいように等高線に沿った形で緩やかな上り勾配でつけてゆきます。
そうすると、左の写真のように雨が降った時に水が流れる谷筋を切るような場所が出てきます。
このままでは大雨の時などに林道の上を水が走り、せっかく作った林道を壊してしまう恐れがありますし、ふだんから水が流れている場所では水が溜まって林道がぐじゅぐじゅの水たまりになってしまいます。
そこで、水を下に流してやる仕掛けを作ってあります。(真ん中の写真)
林道の途中に丸太を寝かせて、その下を水が通るような仕組みを作ります。
もちろん、その場にある木や枝、石などを使って作るのです。
お金をかけていたら到底採算は合いません。
一番右の写真は、丸太の下から水が流れ出ているところ。
ところどころ、こうした硬い岩盤を削ってあります。
岩の様子から、この山が褶曲でできたことがわかりますね。
こういう節理の仕方をする石の上等なものは天然スレートになります。この岩は割れ方も不規則でボロボロになってしまうのでダメですが。
さて、林道を登りきったところで伐採を見せてもらいました。
まず倒したい方向の根元にV字型に切り込みを入れます。
次に反対側に大きく切れ込みを入れます。
そして、クサビを打ち込んで切れ目を開いてゆきます。
倒れる瞬間。
ゆっくり傾いで、ザザザザザッ、ドォーーーン!
この人は上手いです。
狙った方向にきっちり倒します。
ギャラリーは山の上の方から遠巻きに眺めて、写真を撮ったりしています。
右の写真はギャラリーと作業員の位置関係。
かなり離れています。
以前、同じような見学会をやった時、ツルの絡まった木が思いがけない方向に倒れてきて危うく私が下敷きになりかかったことがあったので、今回はこういう形にしました。
倒した木と、その切り株。
段のついている低い方側へ倒したということです。
別の切り株の年輪。
この年輪を見ると、30年生くらいの頃に、一度周りが間伐されたことがわかります。
桑原さん(この山のオーナーで製材工場の社長)が「ほうば」をたくさん採ってくれていました。
朴木の葉っぱです。
そう。あの「ほうば味噌」のほうばです。
ただし、ほうば味噌用は秋に採るようです。
この時期のは関あたりの郷土料理「ほうば寿司」に使います。
帰り道、ほうばで受けて湧き水を飲んでみました。
ほうばの器に汲んだ湧き水。
美味しかったです。
工場に帰ると、桑原さんの奥様が「ほうば寿司」の準備をしてくださっていました。
自分で巻いて作って食べる、という趣向でしたが、欲張ってたくさん乗っけてぐっちゃぐちゃになって何だかわからないものになってしまいました。(笑)
奥様が作ってくださったのはさすがに綺麗で美味しそうでした。
お土産にほうばをいっぱいいただきました。
集まった人数は少なかったけど、楽しい1日でした。
帰りに、有名な「モネの池」が近いというので、寄って写真を撮ってきました。
草空間設計HP http://island.geocities.jp/hacobera/
この時期は伐採の時期ではありませんが、林道整備にともなって間伐をするということで、実際の伐採を見せてもらうこともできました。
途中まで車で登り、そこから整備したばかりの林道を歩きます。
左の写真、奥の部分は間伐の済んだ森。右の写真は間伐されていない未整備の森。
一見自然で良さそうに見えますが、光が下まで届きにくく、植生が単純になって小動物なども住まなくなります。
少し前まで、こうしたものは「産業廃棄物」という扱いでしたが、今はバイオマス発電などに使われています。
整備されたばかりの林道を登ります。子どもたちは元気で、へばり気味の大人たちの前を走ってゆきます。
折れ曲がった林道の間の部分は間伐が済んだ森。右の山側はまだです。
森の暗さがわかりますね。
林道はトラックが登りやすいように等高線に沿った形で緩やかな上り勾配でつけてゆきます。
そうすると、左の写真のように雨が降った時に水が流れる谷筋を切るような場所が出てきます。
このままでは大雨の時などに林道の上を水が走り、せっかく作った林道を壊してしまう恐れがありますし、ふだんから水が流れている場所では水が溜まって林道がぐじゅぐじゅの水たまりになってしまいます。
そこで、水を下に流してやる仕掛けを作ってあります。(真ん中の写真)
林道の途中に丸太を寝かせて、その下を水が通るような仕組みを作ります。
もちろん、その場にある木や枝、石などを使って作るのです。
お金をかけていたら到底採算は合いません。
一番右の写真は、丸太の下から水が流れ出ているところ。
ところどころ、こうした硬い岩盤を削ってあります。
岩の様子から、この山が褶曲でできたことがわかりますね。
こういう節理の仕方をする石の上等なものは天然スレートになります。この岩は割れ方も不規則でボロボロになってしまうのでダメですが。
さて、林道を登りきったところで伐採を見せてもらいました。
まず倒したい方向の根元にV字型に切り込みを入れます。
次に反対側に大きく切れ込みを入れます。
そして、クサビを打ち込んで切れ目を開いてゆきます。
倒れる瞬間。
ゆっくり傾いで、ザザザザザッ、ドォーーーン!
この人は上手いです。
狙った方向にきっちり倒します。
ギャラリーは山の上の方から遠巻きに眺めて、写真を撮ったりしています。
右の写真はギャラリーと作業員の位置関係。
かなり離れています。
以前、同じような見学会をやった時、ツルの絡まった木が思いがけない方向に倒れてきて危うく私が下敷きになりかかったことがあったので、今回はこういう形にしました。
倒した木と、その切り株。
段のついている低い方側へ倒したということです。
別の切り株の年輪。
この年輪を見ると、30年生くらいの頃に、一度周りが間伐されたことがわかります。
桑原さん(この山のオーナーで製材工場の社長)が「ほうば」をたくさん採ってくれていました。
朴木の葉っぱです。
そう。あの「ほうば味噌」のほうばです。
ただし、ほうば味噌用は秋に採るようです。
この時期のは関あたりの郷土料理「ほうば寿司」に使います。
ほうばの器に汲んだ湧き水。
美味しかったです。
工場に帰ると、桑原さんの奥様が「ほうば寿司」の準備をしてくださっていました。
自分で巻いて作って食べる、という趣向でしたが、欲張ってたくさん乗っけてぐっちゃぐちゃになって何だかわからないものになってしまいました。(笑)
奥様が作ってくださったのはさすがに綺麗で美味しそうでした。
お土産にほうばをいっぱいいただきました。
集まった人数は少なかったけど、楽しい1日でした。
帰りに、有名な「モネの池」が近いというので、寄って写真を撮ってきました。
草空間設計HP http://island.geocities.jp/hacobera/
PR
この記事にコメントする