草空間設計
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64坪の平屋で、奥が深いためレッカーが届きません。
そのため大半を人力で組み上げることになりました。
なかなか壮観でした。
見に来られなかった人のために、写真をアップします。
カナワは縦方向にも横方向にも曲げに強い継ぎ手です。
手刻みならではの技です。
斜めに架かる「隅木」の端部の複雑な仕事。
大工さんも苦労したと思います。
これも手刻みならではの仕口のひとつ。
「仕口」とは、材と材が組み合わさる部分の構造のことを言い、「継ぎ手」とは、材を長さ方向に継いでゆくための構造を言います。
大きな材料を人力で上げるための、いわば原始的なクレーンです。
これは足場用のパイプで組み立ててありますが、昔は足場丸太で組んだものです。
三つ又で棟木を上げる。
棟木は36センチ×15センチもの太さがあります。
全員で息を合わせて柱の上まで載せます。手に汗にぎる本日のメインイベント。
棟木が終わると隅木や登り梁が架かって、母屋を入れてゆきます。
だんだん屋根の形が見えてきました。
今日の仕事はここでおしまい。
組み上げはまだまだこの翌日も続きます。
へとへとになった大工さんたち、ご苦労様でした。
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