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草空間設計
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a617c765.jpg名古屋市のK邸で完成住宅見学会と小さな2人展が行われました。
2人展出品は、木工の新美さんと絵画の森川さんです。
c1787aa0.jpg実際の完成住宅の中で照明器具や家具、絵画などを展示すると、具体的なモノの使い方がイメージできるので美術館などとはまた違った良さがあります。

建物も施主、設計者、施工者のエネルギーが上手くかみあってとても良い仕上がりになりました。

市街地の変形敷地に建つ建物ですが、年明けには外構や植栽も完成します。Kさんご家族の歴史がこの家に刻まれ始めます。

05630ec7.jpg
見学会では大工さんによる槍鉋の実演もおこなわれました。
実は大工の日置さん、このために階段板を1段だけ仕上げないでおいてあったのです。

鉋くずは「お守り」として見学者の方たちが持ち帰りました。

来年2月には「森の音のする家」の完成見学会もあります。
こちらは「合板を1枚も使わない」と、大工さんがこだわってつくった家です。
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a9f3c120.jpg槍鉋ってご存知ですか?
文字どおり槍の形をした鉋で、現代使われている台付きの「台鉋」ができるまではこれで木の表面を仕上げていた古い伝統の道具です。
今では使える人も少なくなってしまいましたが、寺社などでは使われています。
そのカンナくずは魔よけになるとも言われています。

名古屋市内で建築中の現場で、大工さんがこれで階段の段板を仕上げようと提案してくれました。
わざと微妙な凹凸を作って風合いを出すのです。
足ざわりも良く、すべり止めにもなります。

b52c2d25.jpgf25c748f.jpg別に設計図に書いていたわけでもなく、手間だってよけいにかかってしまうのですが、そこは

大工さんの心意気です!

この家は完成見学会をする予定です。
楽しみにしていてください。
dc4a20e5.jpg 6月22日、木づくりの家の会では、名古屋市内の実際の現場を会場として土壁塗りの見学と体験会を行いました。
 左の写真は、左官屋さんが塗ってみせているところ。

 すいすい塗ってゆくので簡単そうに見えますが、参加者が実際に体験してみると、これがなかなか大変。
75fb4a48.jpgc59ce642.jpg ドロはぼったぼった落ちるは、上手く延びないは。
 隣の左官屋さんが塗った壁とは比べるべくもない、でこぼこの壁になってしまいます。

 でも、みんな夢中になって、なかなかできない体験を楽しんでいました。
 もちろん、施主さんも参加です。

 でこぼこになった壁面は、最後に左官屋さんがきれいに平らにして出来上がり。

 3時間めいっぱい楽しみました。
 こんな形で、今後も日本の伝統の技に触れる機会をもっともっと作ってゆけたらいいな、と考えています。
ad63a85e.jpg ついに完成しました。
 ロロさんのフランス語教室。
 左官も終わり、照明器具なども付いて、今、家具を運び込んでいるところです。
7f865c82.jpg 入り口のサッシを一部取り払い、少し引っ込めて木製にしたのは成功でした。
 天井から下がっている照明器具はロロさんが選んできたもの。家具類の多くも、フランスのノミの市で少しずつ買いためてきたもの。
 すてきな空間ができつつあります。


024fe7b2.jpg ところで、最後に残ったナゾ。あの傷だらけのベニヤ板は?
 このように、入り口のドアになりました。
 ドアの引き手は松岡さんに作ってもらいました。予算はないけど、ちょっと贅沢してしまいました。
 ロートアイアンの本場であるヨーロッパからやってきたロロさんは、ひと目見るなり言いました。「これは日本の鉄。」
 松岡さんも普段から言っています。「日本人がロートアイアンをやるのにヨーロッパのマネをしてもしかたがない。日本人にしかできない形をつくらなければ。」
 見る人が見ればわかるってことですね。

bb286953.jpg レッスンはすでにここで始まっています。
 ロロさんのフランス語教室はマンツーマンのプライベートレッスンです。その人のレベルや要望に合わせたレッスンを組んでもらえます。
 ちょっぴり南フランスの雰囲気にひたりながらのプライベートレッスン。いかがですか。
 1レッスン1時間で3000円。
 初回体験レッスンは30分無料です。
 問い合わせ先は TEL:090-9663-2102 (ロロさんはまだ微妙な日本語表現は不得手のようです。電話での問い合わせは「日本語で」と言えば代理の人が詳しく応対してくれます。)
1f049c71.jpg さて、以前に手に入れた足場丸太。3方を挽いてこんな形で天井のサオ(化粧でつける梁)になりました。オイルによる着色は施主のロロさんの仕事。

faa72551.jpg 木工事がほぼ終わり、いよいよ壁を塗ります。
 左官工事も施主さんの仕事です。フランスでペイントをした経験はあっても、コテを使って左官をするのは初めてというロロさん。
 でも、なかなかの腕前です。センスが良くて、コテ跡の感じも良く、いい感じに仕上がってきています。
 ロロさんはとてもセンスの良い人です。フランス人だからなのか、ロロさん個人の資質なのか。そんなわけで、この空間は文字通りロロさんと私のコラボでデザインされたものとして出来上がりつつあります。

0cc7d708.jpgde8c8851.jpg 現場の工事は着々と進んでいます。
 さて、そんな中、またひとつ妙なものが現場に届きました。これは何でしょう?
 これは「つくり手会員」佐藤さんのところにあったベニヤ板です。電動工具で材料を加工する際、下敷きになっていたもので、縦横無尽に無造作な丸ノコの歯の跡がついています。
 これが何になるのか、というのも先のお楽しみです。

 一方、床は足場板を張ることにしたのですが、鉋もかけていない板に施主さんががんばって塗料を塗りました。古びた感じの出るちょっと変わった塗料です。

 昨年の暮れにちょっと面白い話が舞い込みました。写真のような鉄骨平屋建ての建物を改装してフランス語教室にしたいというものです。
genkyou.jpggaikan.JPG ところが、改装予算がない。この建物と土地を購入するために予算を使い果たしてしまったという相談です。提示された予算と要望は普通で考えれば不可能なものでしたが、そこは施主さんも覚悟が決まっていました。
やれることは自分でやる。
 しかし、それだけでは不足。材料費を抑えながら自然素材のテイストとおしゃれな雰囲気をつくり出さねば。

asiba.jpg そこで私(設計者)はふつうなら廃材として処分されてしまうものも素材として使うことを考えました。
 まずはこの足場丸太。快く協力してくださった大野の丸平建設さんの資材置き場で野ざらしになって廃棄処分を待っていたものです。
 これが何になるのか、といいますと……。
 それは、この日誌の中で次第に明らかになっていきます。
 続きをお楽しみに。
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